当社は、1000分の1mmの誤差までこだわり、ドイツの国家工業規格の最高レベルDIN(精度等級)0級をクリアできる精度での製造が可能です。この正確さから、国内主要自動車メーカーの品質基準となるマスターギヤも数多く製造しています。
マスターギヤとは量産歯車の検査方法である「噛合い試験」で使用される高精度基準歯車のことで、ピッチ誤差などの精度確認のために非常に高い精度が求められます。基本的にマスターギヤの合格ラインはDIN3〜4級(誤差3〜4μm)ですが、常に要求以上のクオリティを目指して製作しています。
超高精度なギヤといっても、大きさ・形状・材質・要求精度はさまざま。精度の出しやすさも千差万別です。
当社では、日本で初めて導入される機械を含め、最新鋭の歯車研削盤を積極的に導入しているので、幅広い要求にも安定して応えられます。
歯車の精度は、加工前の段取りと最適な加工条件の設定で半分以上が決まるともいわれています。どんな高精度な加工機も、1μm(0.001mm)の入力に対して常に1μmが動くわけではありません。温度や加工するものの材質、加工条件などの要素によって若干の誤差が出ます。それらを見極めてどのように削るか決めるのは職人の勘。何十年も経験を積んだ職人の腕と知識があるからこそできる品質です。
検査には、ドイツのクリンゲルンベルグ社のP-65、P-26をはじめ、世界最高レベルの高性能歯車試験機で行います。1μm単位での検査は、わずかな埃も許されないシビアさです。24時間恒温に管理された検査室で測定することで、確かな精度を保証しています。
また納品後の製品につきましても、何かありましたらすぐに対応させていただきます。
・トランスミッションギヤの試作開発のために、2μmごとに変えたギヤを何通りか作りたい。
・加工してみたがうまく出来なかったので手直しだけお願いしたい。
・機械が壊れた。緊急で今から1個だけ持っていくので特急で対応してもらえないか?
・レースに間に合わせるため明日飛行機でヨーロッパへ飛ぶ。今から持ち込むので対応してほしい。
・量産ラインが長期ストップしてしまった。少しでも手伝ってほしい(自動車用歯車の保証ができる企業)
高度熟練技能者 | 1名 | NCホブ盤作業技能士 2級 | 7名 |
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現代の名工 | 1名 | 機械検査技能士 1級 | 12名 |
職業訓練指導員 | 7名 | 機械検査技能士 2級 | 16名 |
ホブ盤作業技能士 1級 | 8名 | マシニングセンタ作業技能士 2級 | 3名 |
ホブ盤作業技能士 2級 | 3名 | 普通旋盤作業技能士 3級 | 1名 |